2016年10月の第57回日本児童青年精神医学会総会で吉田友子が担当した教育講演の内容です。
児精学会誌「児童青年精神医学とその近接領域」に2017年に掲載されました。児童青年精神医学とその近接領域 58(4);537─543(2017)
この教育講演では、医学診断名とは別の「脳のタイプ名もしくは多様な発達スタイルのひとつ」としての自閉スペクトラムという視点をもつことの有用性を述べています。
また、曖昧なままくくってグレーゾーンと命名してしまうことの臨床上の危険性についても私見を述べています。
自閉スペクトラムについてA4版両面で概説するチラシを作成しました。
診察・面談での説明や施設内掲示にご活用ください(無料ダウンロード可能)。
啓発事業等でご活用される場合は出典を明確にしてご利用ください。事後にご感想等をお知らせくだされば幸いです。
解説用チラシは2種類あります。
・発話がまだ不確実な子どもの説明にはiPEC自閉スペクトラム1
・不注意症状が目立つ子ども、あるいは失敗経験により自信を失っている子どもの解説にはiPEC自閉スペクトラム2
が使いやすいと思います。
2種類のチラシは表面は所見の記載にわずかな違いがあるだけです。裏面の記載はそれぞれの状態像に適した異なる内容になっています。